第2話 目に見えないもの

今日は同期のダンス公演を観に行った

 

俺はダンスの上手い下手がわかる人間ではない。

きっとお金もとらないこの公演は、どちらかといったらレベルは高くないのかもしれない。

ただ、なにか目に見えない美に心が奪われていた。

 

人へ何かを伝えたい

頑張ったことを発揮したい

人生を表現したい

ただ全力でやっている

舞台にはいろんな人がいるように感じた。

 

共通しているのはダンスが好きであるということ。

 

人は好きなものをやるとき

目に見えない力を注ぐことができるような気がしてる。

 

1人の年配であろう高校女教師の

『生きている、、、私』

というダンスに根拠のない感動をした。

 

これが人が常に新たな時代を築いている

まだ論理的には測りしれない

根本的な力のような気がした。

 

世の中に新しい可能性を生み出す人間は

いつもやりたい事を全力でやる人間だ。

それが出来る人が少なく、否定する人も多い。けど、人を魅力したり、何かを伝えたり、

人の生き方を変えるきっかけになるのは

いつもこういった人間である。

 

人は何かを諦め、否定するようになったり

自分しか見れなくなったときは

世の中にプラスのインパクトは与えられない。

人間は弱い生き物だ

だから、そうなってしまうことも多々ある。

けど、そこから這い上がるしかない。

 

俺は目に見えない力を

生み出したい。

 

そのときがくるまで

今は一つずつ全力に向き合っていく。